調べコンがもたらす効果

Contest

調べコンがもたらす効果

図書館の活用を通じ、子どもたちの主体的な学びを支援するために始まった”調べコン”
初開催から20年以上経た今、累計100万以上の作品が寄せられています

調べコン：開催地域数の実績

※応募総数：11万8605点
2023年度　地域コンクール実施団体数　161団体 (40都道府県)

1997年から始まった“図書館を使った調べる学習コンクール®️”。
多くの自治体に支持され、地域コンクールの開催地数、応募作品数は年々増加傾向にあります。
一方、「自分の住んでいる地域で開催がない」というお声も多く、今後も開催地域を広く募集しております。

調べコン：子どもたちにもたらす楽しい学び

調べる学習と図書館活用を通じて、
自ら問いを立てて、楽しく学ぶ！

「なにを学びたい？」そんなふうに、ふだん子どもたちは問われません。子どもたちはその個性に応じて多様な好奇心や興味をもっています。だからこそ、それらを原動力にした学びを図書館が手助けします。そんな学びが楽しくならないわけはありません。「調べるって楽しいな」「図書館や読書って楽しくて役に立つな！」「学んだことを誰かに届けるって素敵だな」…。そう感じられる豊かな時間をもたらす機会、それが図書館を使った調べる学習コンクールです。

調べコン：「地域づくり」としての副次効果

地元を題材にし、調べる。
地域への興味関心や愛着心を高め、
将来の定住性向上の一助として期待

応募作品には応募者が住む地域を題材としたものが見受けられ、自分の住む地域の地理や歴史、文化、先人や産業などを調べ
「知らなかったことを知れた」「自分の町が前より好きになった」といった声が多く寄せられています。

図書館の地域資料等を活用し、若年のうちに地域への興味関心を深め、愛着心や誇りを感じられる教育プログラムを実行することができれば、将来の定住性向上の一助となるかもしれません。

地域コンクールに期待できること

応募者
- ・知的好奇心を満たす自発的な学び
- ・知る喜びと伝える楽しさ
- ・「楽しく役に立つ」読書観
開催者
- ・政策の実現
- ・まちづくり
- ・シビックプライド
- ・地域産業への理解
- ・地域の課題解決
- ・郷土愛
- ・歴史文化の再発見
開催者
- ・主体的・対話的で深い学び
- ・楽しい探究学習の実現
- ・肯定的な学習観
- ・読書活動推進・学力向上
- ・図書館情報教育の充実
- ・学校図書館の授業での活用
- ・教職員の指導の強化
- ・一人一台端末の活用
- ・著作権教育
開催者
- ・図書館の利用促進
- ・公共図書館と学校図書館の連携
- ・地域連携
- ・図書館の価値向上
- ・司書のスキルアップ
- ・図書館機能の活用
- ・利用者増・蔵書構築
- ・郷土資料の充実

参加者の声

開催者

応募者

ふるさと探求学習で子どもたちが調べたことを作品にまとめ、コンクールに出品できるようになったら励みになるのではないか、と思ったのです。
コンクールや宿題のあるなしにかかわらず、自発的にテーマを設定して、長期にわたって調べをしようとする児童生徒が見られるようになった。
夏休みの課題であることが多いのですが、意欲がとても高くなったり、このコンクールに向けて継続したテーマで研究したりする生徒が増えたと思います。
市立図書館での児童生徒のレファレンス件数が増えている。学校図書館の貸出では、歴史や化学、芸術など調べ学習に関する分類図書が小中学校とも増えている。

調べて分かったことをどうまとめれば上手く伝わるかを考えるのが大変でした。絵や図、写真を使いながらまとめていくのが、達成感があって楽しかったです。
僕が頭の中で考えていた構想が実際に動き出している事を知った時は本当に興奮しました。完成させるのは大変だったけどこの経験は一生の宝物です。
論文執筆を通して多くの書籍や論文を読み、世界中の方々の思いにふれることできたことが何よりも楽しかったです。
子どもの興味ややる気にあわせながら計画的に一歩ずつ完成に近づけていくのが時には難しかったですが、2人で謎解きのように取り組めて楽しかったです。
幼いころから子どもに聞かれる「なんで？」や「どうして？」を子供の目線になり、一緒に調べ、解決してきました。先回りをせず、調べる学習でも「分かった‼」の「‼」をたくさん経験することができるよう、そして、本で調べる楽しさだけでなく、時間はかかるけれど苦労して調べたことは忘れないということもあわせて教えてきました。